OJTトレーナー向けワークショップ開催


 12月8日、OJTトレーナーワークショップを開催しました!このワークショップは、日ごろからOJTトレーナーとして活躍されている中堅社員の方々に参加していただき、OJT活動の状況や悩み、改善策、対応方法等を話し合い、今後のOJT活動へのヒントを得る場としています。

 

 各トレーナーからOJTの活動状況やプロジェクトでの育成体制、作業環境、指導が難しいと感じていること、悩み事などをアンケート形式で調査し、アンケート結果を考察しながら意見交換し、トレーナー同士、同じ悩みを抱え、試行錯誤していることを共有しました。

 

 まずは自分自身がOJTトレーニーだった頃の振り返り。続いてOJTの目的を今一度考えてもらい、トレーニーとトレーナーが協力して同じGOAL(目的)に到達するために重要な「トレーニーと理想の関係を構築する」というテーマで話し合いました。

 トレーナーからは

 ・ 一緒に昼食をとる

 ・ 出社時には必ず話しかける

 ・ できているところをほめる

 ・ 依頼した作業を遂行した後は感謝を伝える

 ・ 雑談をはじめ気軽に話せる環境を作る

 

など、普段の生活での小さなコミュニケーションを大切にしている意見が多く見られました。


 最後に、トレーナーの皆さんがどのような悩みを抱えているかを共有しました。

 「指導が難しいと感じること」についての項目では、議事録・報連相などのビジネス文書と業務知識の指導に苦労していることが伺えました。OJTトレーナーもすべてのことを理解しているわけではないので、教えられないこともあります。そのような場合には周囲の方(上司、先輩)にも協力してもらい、トレーニーと共に学び、成長していってもらいたいとアドバイスしました。

 

 「困りごと、意見、提案」についての質問では活発な議論が行われ、不安や悩みについて新たなヒントを得た様子でした。同じプロジェクトに所属していても、トレーナーとトレーニーで担当している業務が異なることも多々あるようで、周囲の協力は欠かせないものです。


 ワークショップの終了後のアンケートでは、前向きな意見が多く寄せられました。

①学び/気づき/参考になったこと

 ・トレーニーを褒めることを心掛けたい

 ・他のトレーナーが実施していることが聞けて良かった

 ・トレーニーがどう理解したかを都度確認することを実践したい

 ・OJTの進め方では、全てをトレーナーが行う必要がないと気づいた

 

②OJT活動に取り入れたいこと

 ・記録を取ることを徹底したい

 ・トレーニーと理想の関係を築いていきたい

 ・周囲の力の借り方を見直す

 ・自分自身が新入社員時代に苦労したこともフィードバックして取り組みたい

 

 トレーナーには、一人で全てを抱え込まず、上司や先輩に協力してもらいトレーナーとしてまた社会人として、日々成長して頂きたいと願っています。